本「ドレスデン・ファイル3 −血塗られた墓」
アホちゃうかと自分でも思うけど、腰を痛めているこんなときにこれですよ。
見た目はホラーなファンタジーでも、中身は純然たるハードボイルド、毎回ぼろぼろになるまで痛めつけられる主人公ハリー・ドレスデン。。。
アイタタタ……と言いながら、寝たり起きたり(一つのポーズを長く続けられなかったので)立ったり座ったりうつぶせになったり仰向けになったりしながら、読み終えました。
ハリー、死にかけてるのに元気だなあ……。
わたしは腰が痛いだけでもう、ほとんど死体状態なのに。。。
今回も大変面白かったです。
といっても、これって長い間最初の辺りだけ読んで、挫折していたもの。
病院のくだりは面白かったのに、ちょっと中だるみしちゃって……でも今回また最初から読み直したら、すーっと全部読めました。
これも結局、腰が痛くて動けなかったから、逆に集中できたと言うことかなあ。
毎回思うけど、普通に書いたら陳腐になりがちな魔法の儀式や呪文を、これほど事務的にw表現して納得させてくれるファンタジーは、なかなかないんじゃないでしょうか。
TVシリーズも記憶が薄れてきているので、小説の中のハリーのイメージはやっぱりかなり若いですね。TVの人も結構好きでしたけども。
しかしビジュアルにすると、今回かなり変だったかも。
終盤の「アヒルのパンツ」もそうだけど、最初から聖剣を持つ神の使いがジーンズの大工だったり、ヴァンパイア兄妹がテニス・ルックだったり、狙ってるな〜と。
カッコ良くしたくない、ってポリシーでもあるのか。
でもわかるのは、
逆説的に中二病を排除している。
ってことかな。
ちまたにあふれるRPGに代表される、陳腐でステレオタイプの「カッコいい魔法使い」や「妖しい魅力のヴァンパイア」から離れて、もっとドロドロとしたいかがわしい生物としてのそれらを、作者はものの見事に表現しています。
てかハリー、三作目にして既に首までどっぷりヤバいところに浸かっているような。。。
微妙にクリフハンガーな終わり方なのに、次は全く出てないの?
原作は11巻までくらい出ているらしいのに、邦訳はとまったまま?
てか、3巻には訳者のあとがきすらない……うむ〜〜〜。。。
こんなに面白いのになあ。
日記
うう、やっぱり痛いです、腰。
こうして椅子に座っているのが何より辛い……。
今日はもう会社を休むしかなさそう……仕方ないのでお医者に行くかなあと思うんだけど、ムチウチで通った整形外科……どうせまた電熱器と痛み止めのような気がする……リハビリ施設は整ってたけど、また通うのもせんないしなあ。
パッと一気になおっちゃわないかなあ!
……てなこと考えているうちは、性根にしみてないのかもしれないw
けど、整体に行ってみようかと考え中です。
WBC
WBC、勝って良かった!
マエケンすごいや〜ほれぼれしました。
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