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oniondiary | 日記。時々映画やドラマや小説のレビュー。最近はなんとなく毎日書いてますが無駄話多し。

憧れの家事室。

家事室。

幼少期に観た「トムとジェリー」に出てきたお家は、本当に豊かでした。
広い居間に重厚なソファ、数えきれないほどのふかふかのクッション、金色のカーテンレールに豪奢なタッセル、キッチンも広々で大きなオーブンと冷蔵庫があって、冷蔵庫を開けるとふるふる揺れるエメラルド色のゼリー、テーブルにはオリーブが楊枝でさしてある七面鳥の丸焼き、切りかけのローストビーフの大きな塊とキラキラ光るナイフ、くるみ割り人形と大きなプディング……パーティの様子だけじゃなくて、家の隅々までトムとジェリーの追っかけっこに使われていたので、当然裏方もでます。倉庫や地下室なども。

なかでもわたしが憧れたのが、家事室。壁の一部をおろすとアイロン台、ドラム式の洗濯機の前にはズボンのプレス機、ミシンの傍には色とりどりの糸車や刺繍糸、布切れなども出しっ放しで、「時間のあるときに手に取る」ために置いてある風情。
奥様が昼下がり、ちょっとした時間にちょっとした「手仕事」をするための場所。

いいなあ!

こういう家事室、欲しいなあ。


……と思って数十年ですよ、奥様。
日本……とくに我が家なんて部屋は限られています。
以前はTVも居間兼キッチンに一台だけでしたから、TVッ子なわたしはTVの傍で家事をします。
洗濯物を畳んだり、アイロンかけたり(めったしないけどw)、ミシンをかけたり。
そして付属物が居間にたまっていきます。
今まではそれをソファーの後ろに押し込んだり、寝室に持っていって、そして使わなくなったり(ミシンがいい例)しました。
特にミシン仕事ができなくなったのは痛かったです。その間に老眼がすすんで針に糸を通すのもしんどくなり、ソーイングの趣味からどんどん遠ざかっていきました。


それでも良かったのは、もう何年も前に専業やめて、仕事に昼間の時間を使うようになったら、それこそ専用の部屋が要るほどのことはしなくなったからです。
ウィーク・デイは毎日の家事で、ウィーク・エンドは家族もいるし趣味も別にあるので、ひとりの時間をつぶすようなチマチマした手仕事は、しなくなっていきました。
まあいいかなあ、それでもいいかなあと、諦めていました。


ところが、ここでチャンスが。


次男が独立しました。
部屋、ひとつ空きました。
当面、戻ってくるかもしれないと、そのままでしたが、この間本人が、
「いいよ使っても。時々帰るときには居間のソファで寝ればいいんだから」(どこでも練れる体質)
とお許しをくれたので、いまだ残る私物を部屋の隅に固めて、ミシンとアイロン台とアイロン、ソーイングセットなどを持ち込みました。
晴れて、いつでも使える状態にしたことで、半年以上放っておいた長男のパンツの裾揚げと、次男のパンツの裂けたお尻部分の補修をしました。

これこれ、この「ちょっとした作業」に使える部屋がほしかったのよ~!

もう大仰なというか、自分の服を縫うようなことはしないかもしれないけど、お人形の服とか、ちょっとした繕い物とかをしたいときの場所、それがあるのが嬉しくて。
次男の部屋だったら、ジェリーの寝室と遠いので、夜中でも音を気にせずミシンをかけられます。


……るんるんでミシンを持ち込んでいると、ジェリーがヒトコト。

「お前なあ、子どもの帰る場所を置いといてやれよ」

え~。Aの帰る場所は、ウチだよ~。ウチそのものじゃん。別に拒否してる訳じゃないからね。かわいがってない訳でもないからね。


やーね、男って、テリトリー意識強くて。


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Category : kitchen&house
Posted by onion on  | 2 comments  0 trackback
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