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oniondiary | 日記。時々映画やドラマや小説のレビュー。最近はなんとなく毎日書いてますが無駄話多し。

劇場公開映画「ラッシュ/プライドと友情」

ラッシュ
ラッシュ/プライドと友情

F1の伝説、ニキ・ラウダとジェームズ・ハントのライバル関係に焦点を当て、生まれる悲劇とどん底からの再生の物語……ジェリーのたっての願いで、劇場で観てきました。

で。
あれ? 最後事故で死ぬんじゃなかったっけ?
と完全にいろいろ記憶違いをしていたわたし。ジェリーに訊くと、
「F1で死んだ選手? たくさんいるからわからん!」
と言われ、帰って調べました。

ああ、 ア イ ル ト ン ・ セ ナ だ。

時代が一つ違うし。それも10年も。
そうそう、この映画の70年代って、確かにニュースでニキ・ラウダの事故は知ってましたが、TV放送もなく、とりあえず男の子がスーパーカーに夢中だったなあ、くらいの感覚でした。
わたしが二十歳を超える80年頃、ホンダが参戦、TVでF1中継が始まって、アイルトン・セナとかプロストとかアレジとかパトレーゼとかシューマッハとか……シューマッハはかなり後の方かな、あまりに強くて(マシンも無敵すぎて)そのせいで面白みもなくなっちゃって、90年代に入るとあまり観なくなった気がします。

とまあとにかく、レーサーだから最後は死ぬんだ……と、思って見ていたわたしにとって、全然違うエンディングで、物語が閉じてはじめて、ああ、そうだね、と納得のいく映画で……人間思い込みをもって映画を観ちゃあ、ダメよねえという話なんですが。

だからきちんと全体を楽しめてないかもしれないんですが……映画の世界は堪能しました。

あの時代の空気みたいなもの?
ざらついた熱気や人々の汗臭さみたいなもの、F1という当時最高の技術の粋を集めた「ヒーロー」の周りの人間たちの田舎くささ、持っているカメラや時計のアナログ具合、モニタや各家庭のTVがウチにあったのと一緒(周りが木目のプラスティックだったり、縦一列のボタンチャンネル)だったり、いちいちディテールが細かい!
あの時代に生きた人ならば、一時停止したい場面がかなり多いと思います。

なによりも主人公二人の「男くささ」が……まあ、現代にあわせてソフィスティケートされてはいると思いますが、タバコや飲酒やマリファナに一片の罪悪感も持たず、女性は勲章感覚、でも一途で思い込んだら何もかもを捧げてまい進する馬力を持った男たちが闊歩していた時代。

特にクリス・ヘムズワース演じる、

「ハント、ジェームス、ハント」

……007かいっ。
な、色と欲と栄光大好き男、まさにこんなのがたくさんいたなあ。
我慢を一切しないやんちゃ坊主ぶりは、かえって清々しいですねえ!
またこれが、ヘムちゃんにピッタリで!
これは本当に当たり役かも。
最初から腹筋をみせてくれますが、今回は「マイティ・ソー」のように無理矢理なパンプ・アップはしていないので、ウエストスリムでもう最初からメロメロっすよ。
膨れっ面から一気に笑顔になるところとか、ファンはもう必見でしょう!
で、帰ってきて本物のジェームス・ハントの写真を見たら、そっくりで爆笑しちゃいましたがな。
引退してBBCでF1の解説してたとか……こりゃあ、「TOP GEAR」ばりの毒舌トークだったかな。さしずめ、

きれいなジェレミー・クラークソン?(イメージは「きれいなジャイアン」で!)

と連想が進んでニヤニヤが止まらなくなったりしてね。

そしてニキ・ラウダ役のダニエル・ブリュールもそっくり!
堅物で冷静で頑固で、でも負けず嫌いの猪突猛進男……こんな男の人もいたいた、たくさん!
生き方が上手いとは言えないけど、カッコいいのはたしか。
二人ともね!


肝心のレースのシーン、最初ははしょった感じで、そこちゃんと画にしろよ~とか思ってたんですが、肝心要のところをメインに持ってくるために、わざとだったんですね。
最後の最後でたっぷりと臨場感盛り上がって、興奮しました。
その辺りのメリハリがきっちりあって、イタリアの田舎道爆走とか楽しいシーンもあって、さすが、ロン・ハワード監督、って感じでした。
きちんと作られた映画って、やっぱり良いですねえ。




映画館を出るウチの家族(わたしの他は全員男)の肩で風きる爽快な歩きの後ろ姿を見て、やっぱ男の子よねえ、と微笑ましく思う母なのでした。(この際ジェリーも子ども感覚)






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Category : movie
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