FC2ブログ

oniondiary | 日記。時々映画やドラマや小説のレビュー。最近はなんとなく毎日書いてますが無駄話多し。

小説「ドウエル教授の首」





レビューなどを見ると同じ人もたくさんいるようで、子どもの頃(中学生だったかな?)学校の図書館で「児童書」の本書を読み、強烈な印象を持っていた本の一つです。

これが原作で、きっちり大人向け……のはずですが、やはり主人公?(ローラン)の冒険小説としてもよくできていて、展開はわかっていてもドキドキします。
病気じゃないのに精神病院に入れられる怖さを、子ども心に叩き込まれたなあ……なんだかんだで気味の悪い話が好きな子ども(今も?)だったもんで、このお話はストライクでした。

何より「首だけで生きている」って話のオリジナリティは素晴らしいですよね。
つうか、今考えると、出来そうな気もします。
まあ、人間の精神が持たないでしょうけどねえ。
正気じゃいられないでしょ、やっぱ。

でも、作者のベリャーエフ自身が病気で首から下を動かせない時期があったことが、この本の執筆につながったらしいので、実は物理的に体はあっても、ない状態で過ごさなくてはいけない患者さんは多いわけで(ホーキング博士とかね)、会話もまぶたの動きでキーを打つとかいう話も聞きますね。

実はビジュアルは鮮烈でも、これって「ありえる話」じゃないでしょうか。

圧巻はやはり「首のすげ替え」ですが、別の体をつけるという発想は、まるで義足をつけるように……でも体との年齢差で首が活性化するとか、細かい描写が先鋭的です。
しかし、ブリケはやっぱりかわいそうでしたねえ。
昔読んだとき、彼女には同情したものですが、今回更に……。
つか、やっぱ最後……彼女の運命がわからないんですが……つうか、悪役の最後もわけわからんというか、え、当時のソ連ってそういう? みたいな、よく考えるとそっちのが怖かったりなんかして。

だって、あの精神科医……なくなってないってこと?

解決したと思っていた事件が、実は政治的には全然終わってなくて、社会主義ってやっぱコワ〜〜イ……エンディングでした。






オマケ。ドウエル教授ごっこ。(←やっぱりサドだろおまえ)




スポンサーサイト



にほんブログ村 映画ブログへ
↑映画の感想を読んだ人、気が向いたらポチッと。
Category : book
Tag : 小説
Posted by onion on  | 0 comments  0 trackback
該当の記事は見つかりませんでした。