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oniondiary | 日記。時々映画やドラマや小説のレビュー。最近はなんとなく毎日書いてますが無駄話多し。

劇場公開映画「エンダーのゲーム」

「エンダーのゲーム」

不勉強にして知らないんですが、SFの名作だそうで。
「少年少女が戦争の前線に立つ」というと、あのアニメやこのアニメなどを思い出すのですが、昔からある設定と言えばそうで、いつの時代も、

大人は嘘つきばっかり

ってのが、最終的にテーマなのかなあと。
どれもね。
子どもの純真さ、一途さを戦いに利用するのは、それはテロリストが若い世代をリクルートする時にも使う手だし、今も昔も、そして未来もカタチを変えつつ翻弄される子どもたちがかわいそうでもあり……一気に染まってしまう危うさで、怖くもあります。

で、エンダー。
イヤイヤ、やっぱ、エイサ・バターフィールド君、カリスマあるわ〜。
どー見てもひょろひょろで、「強い」という表現とは正反対なのに、なんか納得してしまう……それこそCG感満点のゲーム画面の艦隊全体を所作一つで動かしている感覚を、観客に、

バカバカしく感じられないように

表現するって、すごくハードル高いんだけど(逆の例が「エアベンダー」で、子どもがゴッコ遊びをしているとしか思えなかった……)、堂々大人たちの前で、ど真ん中でやりきってました。
吹替版なのでエイサ君の声が聞けなかったのは残念ですが、表情に集中して観ていられた分、良かったかもしれません。

ストーリーは多分駆け足、バタバタと訓練を受けてバタバタと宇宙に旅立って……考えるヒマも与えられなかった分、スピードが落ちなくて良かったですが、色々全く説明してくれないところがあり、原作を読んでないと理解不能な部分がありました。
エンダーって、つまり人工的に作られた子どもだったってこと?
兄は「両親が金をかけて学校にやった」って言ってたけど、大佐が両親に「拒否権はない」って言ってたし、その辺りの説明一切なくて、もしかしてこれって犬のブリーダーというか、警察犬の里親みたいな感覚なのかな? と思ってましたが、Wikipedia見ると、少子化対策で二人しか子どもを作れない社会で、三人目はバトル・スクールに入ることを義務づけられていたらしいです。

うわ〜ホント、子どもの人権無視もいいとこ。
まあ最初のセンサー取り外しの「痛みはないから」→「ギャー!!!」から、嘘つき大人たちばっかり出ていたわけですが……この映画、出ている大人たち(の俳優)には、かなりマイナスかなあ。

ハリソン・フォード、ずっと出ずっぱりで頑張ってましたが。
ベン・キングズレー、顔、すごいことになってまで頑張ってましたが。
かなりがっかりな印象でした。



でも、何よりガッカリポイントだったのが……入場者プレゼントだっ!



なんなんだ、このブロマイド……主人公じゃないし、しかもサインは写真の役者じゃなくって、吹替の声優?
一体……どういう売り方なんだか、ゼンッゼンわからん。
アニメ声優好きに劇場に足を運ばせようという企画なの?
それが当たるとおもってんの?
なんなんだ、だからどこも軒並み吹替版ばかりの上映なの?

帰ってきて、段々ムカついてきました。
吹替は確かに巧くて違和感はなかったんですが……ヘタなタレントに吹替させるよりはまし……でも、そのせいでエイサくんの元の声が聞けなかったかと思うと、


腹立つ!!!!


……映画本体じゃなく、配給会社に腹が立って、全体の印象が悪くなったのが、残念でした。



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Category : movie
Posted by onion on  | 2 comments  0 trackback

2 Comments

Helva says..."Enderはもうええんだ~?"
水曜日に早起きして遠征予定なのですが、出来はびみょ~ですか?
本は「代弁者」までしか読んでないんですが(いまいち乗り切れなかったw) ネビュラ、ヒューゴーのダブルクラウンですから一定の評価がありますね。
ただ遠大なストーリーを短時間に詰め込むと消化不良になりそうと不安。こちらのレビュー拝見するとどうもその嫌いもあるようです。
もしかして配給会社はこれを子供向きの映画だと思ってる? 
じゃないと吹替えしかやらない館が多い説明がつかないような気がします。
ともあれ行ってみてきますね。
2014.01.26 22:50 | URL | #q6AO.T9M [edit]
onion says..."Re: Helvaさんへ"
> 水曜日に早起きして遠征予定なのですが、出来はびみょ~ですか?

あれ? そういえばその辺を書いてない……なんちゅー、片手落ちというか肝心のことが落ちているというか。

……大変、面白かったです! わたしには。
ネタバレ知らずにまっさらの状態で映画を観たので、最後はやっぱり驚いたし、腑に落ちました。

つか、観ている間、下手したら終わらないかも……と不安だったんですよね。
「ライラの冒険」とか「エラゴン」みたいに、続きを匂わせて次回作はなし、みたいなのが一番イヤだなあと。
ハリポタみたいにだらだら続くのももうイヤだし……と思ってみてたら、ちゃんと終わったので、一安心して、あ、よかったなあと。
原作は続編があるようで、映画も当たれば次があるかもしれませんが、いかんせん役者さんたちが思春期の少年少女ばかりなので、これから先どんどん成長してしまうだろうし……「ヒューゴの不思議な発明」から二年で、エイサくんかなり成長していました。
だから、ちゃんと一旦終わって嬉しくもあり、完成された一本として楽しく観れた映画でした。

> ただ遠大なストーリーを短時間に詰め込むと消化不良になりそうと不安。

多分原作を読むと、あれもこれも抜け落ちている、と感じるんじゃないかと推測できますが、その分スピード感はあって、飽きませんでした。
ぐだぐだ設定を説明するより、良かったんじゃないでしょうか。

> もしかして配給会社はこれを子供向きの映画だと思ってる? 

子ども向きというより、声優のファンとかの「大きなお友達向けアニメファン」向けに宣伝しているみたいです。
はあ? って感じでしょ、全く!
そんなニッチな層……今では大きな市場かもしれないけど、元々の洋画のファンには納得いきませんよね。

てか、吹替の方がお客が呼べると思っている時点で、観客の質が落ちていると(配給会社が)思ってるんだろうかと……そんな気がして余計腹が立っている次第です。

でも字幕で観られるんだったら良かった良かった、どうぞお楽しみに、いってらっしゃい!!
2014.01.27 06:24 | URL | #- [edit]

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