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oniondiary | 日記。時々映画やドラマや小説のレビュー。最近はなんとなく毎日書いてますが無駄話多し。

映画「タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密」

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 allcinema

3D吹替え版で観てきました。
オープニングで「ダニエル・クレイグ」の名前を見て、失敗した! と思いましたが、既に遅し。何の役だったかもわかりませんでしたが、サッカリンだったのね。
「なんだか甘ったるい名前」
というセリフで、初めてそういえばね、と思いつくほど、日本人には遠い名称になってます、サッカリン。イントネーションが違ったせいかな。

……それはまあ、余談です。
で、映画……面白かった! 結構長かったのに、飽きなかったしぐいぐい引っ張られてゴールまで行き着いたという感じ。
だけど、マクノスケさんもブログで書いていたように、やっぱりもうちょっと一休みしてほしかったかなあ。
あのバタバタしたところは、スピルバーグ風って感じ?
実は「インディ・ジョーンズ」シリーズがイマイチ好みでないわたし。わざと「タメ」を外したようなスピード重視が、その後のアクション映画を「観た後何も残らない」ペラペラのものに変えちゃった気がして、いい印象を持ってないんです。
まあ、ペラペラの中にも印象に残るシーンが満載なのは、さすがの演出力なんだろうとは思いますが、観た直後は本当に疲れました。
目が痛くなったのは久しぶりです。3Dでしたしね。

「インディ・ジョーンズ」と同じく、お腹いっぱい詰め込まれました。
もういい、いらない、という状態で映画館をでました。
あれはこうだったかなあ、という、映画の余韻などは、皆無でした。
でも多分、ビデオで何回も観直すと、インディと同じく結構好きになる気がします。


さて、立体はともかく、CGアニメです。
「9ー9番目の奇妙な人形」の時も感じましたが、最近のCGはスゴい……人間が出てくるまでは。
機械や建物や小物、そして布などの製品、虫などの昆虫、動物、果ては海や山などの自然、どれも既に「本物並み」に出来ます。
ほぼ違和感ありません。
しかし、人間が出てくるとぶちこわし。
とたんに世界が「作り物」であるとわかってしまいます。

でも、この作品(そういえば「9」も)は、わざと人間でなくすることで、物語世界を作ります。
最初のシーン、似顔絵描きの手があまりに精緻だったので、実写と勘違いしそうになって……ぱっと顔を上げると、デカイ!
頭の比率がでかくて、あ、これってアニメだったよね、って思いつかせるところなんか、巧いなあ、って思いました。

「人形みたいだったよね」

映画館を出てから長男が言って、そうか、CGアニメと思うからいけないんだ、あれはよく出来た人形アニメなんだ! ……とひとりで納得しました。
そういえばキャラクターの肌は、まるできめの細かい木を磨き上げたようだし、着ている服……本当に一つ一つ縫製したかのようなつくりでした。
最近洋裁をするせいか、布を縫うあの感覚に敏感です。
タンタンの生成りシャツの襟、本当に丁寧に作って、きちんとアイロンをあてたあの感じがします。
茶色のクロップド・パンツなども、上質なウール独特の「たるみ」にうっとりしてしまいます。
「一つ一つのパーツを丁寧に組み上げて、一つのキャラクターに仕上げた人間の手」を感じます。
これは、キャラクターというより、やっぱり人形です。
「役者が役になりきる」実写と、「人間でないものに命を吹き込む」アニメは、やはり本来違うこと。
アニメーションとはそういうもので、実写との溝は深い。
そして丁寧に作られた人形を動かすという点で、これは人形アニメに入れるべきです。

よく出来ている……人形だったら本当に欲しい……ただし、タンタン以外w
船長か、サッカリンがいいな~。ご先祖バージョンが服装豪華でいいかも~。
スピルバーグそっくりな中東(?)の王様でもいいw
タンタンはあの原作の絵が完璧なんで、タンタンをやるなら、あの絵でやってほしかったです。
でも、この間ひかりTVの子どもチャンネルで観たタンタンのアニメは、どうしようもないくらい退屈だったなあ。
あののんびりした絵は、絵本ならではなのかもしれませんね。

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Category : movie
Posted by onion on  | 2 comments  0 trackback

2 Comments

マクノスケ says..."2Dでも…"
いや~正直2Dでもキツかったですよ~。
とにかく動きすぎじゃないですかねえ。あれ。
「インディ」のシリーズを全部足して早送りで見てるみたいで…。
でも「インディ」だってマリオンやウィリーとのロマンスシーンとか
お父ちゃんとのコメディシーンとかそれなりにオンオフがあって…
それがまた次のアクションが燃える要因にもなっていたんだと思うんですけど
これじゃ年寄りの私にはキツくて~~。

でもCGのテクスチャーの技術はとても高度でその質感たるや
海や生地など実写の映像と変わらないくらいの表現力でしたねえ。
技術的には感嘆の連続だったんですけど、そこだけで終わっちゃうのがなあ。
残念って言えば残念でしたよね。

いや、まあ、究極を言わせて貰えば…
あんなリアルな顔でなくてコミックと同じ顔のタンタンを観たかったですけどねえ。
ホント、OPが一番良かったかなあ。
アメリカのOP成績が5位スタートで続編も気になりますよねえ。
PJ監督「ホビット」を終えてから撮るのかなあ?
2011.12.27 11:31 | URL | #GWMyNl/. [edit]
onion says..."Re: 2Dでも…"
>マクノスケさん
確かに、タンタンが子ども過ぎて、人間関係の軋轢が描けない分、ただただアクションになっちゃったってことかも。
本当はおマヌケ警部たちのでてくる、もっとのんびりした原作なんだろうけど……。
確かに、オープニングだけでちょうど良かったというか、ああいうアニメで作ってくれた方が楽しめたかもしれませんねえ。
2011.12.27 21:54 | URL | #- [edit]

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