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oniondiary | 日記。時々映画やドラマや小説のレビュー。最近はなんとなく毎日書いてますが無駄話多し。

映画「ジョン・カーター」

「ジョン・カーター」allcinema

オールド(年くってる)だからって、オールド・ファンとは限らないわけで。
予告観たときに「ジョン・カーター」に反応したのではなく、「エドガー」「バロウズ様」というセリフで、

おお、エドガー・ライス・バロウズがでてくるんだ!

という一点に反応しただけです。
バロウズはSFファンにとっては有名なので、読んでいなくても知っている……70年代の「恐竜の島」とか「地底王国」をTVで観たくらい、あと「地底王国」の原作のペルシダーシリーズを読んだくらいです。
「火星シリーズ」は一冊ぐらいは読んだはずだけど、全然覚えてなくて……こういうファンタジーはどちらかというとマイケル・ムアコックの



こっちの方が好きだったので(松本零士のイラスト込みで。でもこれも内容忘れてる~~)、まったく覚えてないですねえ。
なので、基本更で、先入観なく観ました。


途中、手ェ叩いて喜んでみてた、わたし。
これこれ、コレだよ~~!
冒険活劇って、こうじゃなきゃ!
跳んだ~~~~!!!
おお、お姫様助けた!
異民族の王様になった!
バディなペット(w)も出来た!
地球では絶望の中にあって、ひたすら金鉱を追いかけ、しかしその使い道もわからない、人生を投げ出していた男が、火星で再生する物語は、人生の始まりの位置にいる若者たちに見せてあげたいお話です。

な~~んでアメリカで売れなかったのか、基本「大衆のはじっこ」にいるわたしにはよくわかりませんが、ストレートすぎたのかなあと。
確かに中だるみはあって、え、また旅に出かけるの? と思ったりもしたんだけど、飽きさせないために色々ぶち込んで台無しになっている現代のアクション映画の作りより、好感もてます。

あ、そういえば。主人公が「跳ぶ」シーンが納得出来なかったのかなあ?
昔、原作が発表された時点では受け入れられたかもしれないけど、重力が少ないにしてもあれはジャンプし過ぎというか、着地がちゃんと出来るのが不思議w
前に「ウルトラマン」をアメリカでリメイクと言う話があって、でも失敗(企画段階で決裂)だったのは、アメリカ人が「ウルトラマンが空を飛ぶメカニズム」がどうしても理解出来なかったとか、TVで言ってました。
日本人としてはスーパーマンだって空を飛ぶし、別にいいんじゃないの、と思うけど、アメリカ人は意外と堅物で、納得出来ないものは受け入れられないみたい……だから「アバター」であんなに跳んだり跳ねたりするのがウケても、普通の人間があれだけの跳躍を見せるJK(ジョシコーセーじゃないよw)には納得できないのかも。
「ゴジラ」のリメイクが失敗したのも、怪獣を納得させようと「ただのでかいイグアナ」にしちゃったせいだし、日本人のように「怪獣」という別のカテゴリーを作ることができないお国柄なのかもしれませんねえ。
中国映画のワイヤーアクションに慣れてると、少々跳ぶぐらい当然と思う、日本人と違うのかな。

でも跳ばなきゃ、「火星のジョン・カーター」じゃないしねえ。

そういえば、邦題がただの「ジョン・カーター」なのはなんででしょ。
マーケティング?(「火星」とか「プリンセス」という単語が客層を決めてしまうから?)
でも逆にこの題名だと、まるで人物の一代記で、客が選ぼうにも予備知識がないと絶対に見に来ない類いの映画になっちゃってます。
以前の日記で客層のことを書きましたが、明らかに「原作を読みました」という年代の男性が主流で、しかもチラホラな入り。
子どもなんか皆無でした(レイトショーだからあたりまえ?)

せっかくのディズニー映画なのに。
最近の映画を見慣れた二十歳以上の若者じゃなく、「面白いお話」に敏感で先入観のない15歳以下の子どもたちにこそ、この映画は観て欲しいのに、この邦題じゃあ、お母さんたちは、
「ドラえもんにする?」
って訊きますよねえ。
「うん」
って、子どもなら頷きますよねえ。
そりゃあ暴力描写は多少あるけど(え、もっとあった?)、このくらい許容範囲でしょ。わたしなら子どもに見せるけどなあ。
それには、邦題はやっぱりもっと親しみやすい、

「火星のジョン・カーター」

とか、

「カーターの大冒険」

とかw、

「火星をすくえ!~カーターの大冒険」

とかとかとか……もっとトンデモな「ヒキ」を題名に持たせて欲しかったです。
まあ、子ども向けにしては暗い顔の主人公でしたけど。
大人にはかっこ良く見えたけど。
その辺も、客層を絞りきれてない感じはします。

3Dが吹替えだったのと時間があわなかったので、2D字幕版を観たんですが、南部訛り?、ものすごくスレた感じの英語の主人公が良かったです。
火星のシーンが赤っぽく(ディズニーのロゴから赤くて笑った)、地球がことさら冷たいほど青く、対比が美しかったです。
バロウズ役の青年、純真でいいな~~。
王女様……かなりたくましいお方でしたが、わたしは好きです。つか、悪役が似合いそうで。。。

そして、ウーラ最高。

遠くで走る姿に、大ウケしました。
以後、出てくるたびにニヤニヤ笑ってました。
見た目はグロテスク……というか、なめるのはカンベンですけどw


しかし、エンディングで、

ウィレム・デフォー

えっ。どこに出てた? 帰ってデータベース見る。。。タルス・タルカス……CGじゃん! 良い声だったけど。。。
そして最後、

偉大なる先駆者 スティーブ・ジョブスに捧ぐ

え、何? この映画や原作とAppleがなにか関わりあるの?
コレもググったら、

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1385618098

へええ。
そうか、ピクサー関連。
そういえば、この映画の監督は「ウォーリー」の監督でもあったんですね。
以前録画したっきり見てないので、観ようと思います。

そういうわけで、かなり好きなタイプの映画でした。
あそこで終わっちゃったので、続編出来ないかな~~と、淡い期待。


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Category : movie
Posted by onion on  | 8 comments  1 trackback

8 Comments

ひろこ says..."アメリカとの差?"
あれだけドカンドカンと派手な銃撃アクションは大量生産するのに大ジャンプが受け入れられないのでしょうかアメリカ。「アバター」との差は人間そのものかどうか、ってとこなんですね。スーパーマンは人間じゃなからOKで星条旗カラーの服で好感度アップしたのかも。ちなみに私はアメリカ版ゴジラは「ジュラシックパーク外伝」として面白くみれました。あれはゴジラではないですよね。

デジャー・ソリスと云うと武部本一郎さんのたおやかなイメージしかない私は予告等で戦えそうな強そうな感じの姫君でちょっと驚いてたんだけど、やはりたくましいお方だったんですね。調べてみたら「ヴルヴァリン」でローグの恋人役の人(テイラー・キッチュも出てた!!)。アメリカの姫様は戦えるの基本なのでしょうか。それとも男女平等とか色々とややこしい関係なのか…。最近のディズニーは闘う姫様が多いですしね。
おお!! ウィレム・デフォーとは!! 「スパイダーマン」での怪演が好きでした。

野田大元帥がご存命ならどのような感想を持たれたでしょうか…。
2012.04.21 08:49 | URL | #- [edit]
onion says..."Re: アメリカとの差?"
>ひろこさん
スーパーマンが宇宙人だというなら、ウルトラマンなんかあからさまに宇宙人なんですけどねえ。推進力は何かとか訊かれたらしいです。
米国版ゴジラ、わたしも動物パニックものとしてみてましたw
それなり面白いけど、「怪獣映画」にはならないかなあ。
で、正統派怪獣映画だ、と思ったのは「クローバー・フィールド」なんですが、怪獣がグロテスク過ぎてファンが愛着を持ちにくくなっちゃったという……う~~ん、やっぱアメリカ人との差を感じてしまいます。

> デジャー・ソリスと云うと武部本一郎さんのたおやかなイメージ

ですね~~。でも今思い出すと以前好きだったフランク・フラゼッタというイラストレーターの画集にあったイラスト、どう見ても「火星のプリンセス」……アジア系で小柄だったけど、結構たくましかったですw
文章表現としては、どっちが正しいんでしょうねえ。

http://www.princess.ne.jp/~erb/f_frazetta.htm

上のサイトの中にありますが、このカーターのジャンプの絵柄そのままが、映画にあった気がする!

> 野田大元帥がご存命ならどのような感想を持たれたでしょうか…。

多分お喜びになると……早過ぎましたねえ。
2012.04.21 22:47 | URL | #- [edit]
マクノスケ says..."想像。(笑)"
見て来ましたか~。
いや~面白いですよね。これ!
でもなんでヒットしなかったのかなあ?本当に理由がわからないー!
もしかして設定が似ている某2代SF映画の監督○ーカス&○ャメロンが
若いファンにこれがルーツだって悟られないように裏で手を回して
ディズニーのヒットを阻んだとか~な~んて想像してしまいました。(笑)
エンドロールにもにやりとなった私。
やっぱ監督としてはジョブズとピクサーの関係に置いてこういうふうに載せちゃうよねえって。

怪獣は…キリスト教国においては人間とは違う強大な力を持った生物は
御法度であくまでも生物は生物の域を出ないという考え方なのかなあと
マクタロウと想像したりしています。
2012.04.21 23:39 | URL | #GWMyNl/. [edit]
Helva says..."野田大元帥"
懐かしいお名前が出ましたね。
大元帥閣下はお喜びになったでしょうか。
おそらく21世紀のバロウズはこんな風に料理されるんだねと笑っておられると思います。
とは言えわたしなんぞも違和感持ちっぱなしなのでさらにロートル世代には受け入れが難しいかも。

スーパーマンとウルトラマンは空を飛ぶんでしたね、でカーターとハルクはジャンプすると。
低重力と筋力のバランスで飛び上がる距離が飛躍的に伸びると。。。
まあそういう設定でいいんじゃないんですか?
アメリカ人ってかなり大まか(いい加減ともいう)なのでそんなに細かいところにこだわるのが不思議。

デジャー・ソリスは武部画伯のおかげで「守ってあげたい姫君」イメージに脳内変換されています。
でも話が展開していく中で戦うシーンもあったような。
ちなみに火星人は卵胎生。卵産むんでしたよね。ここもあの絵からは違和感ばりばり。
手塚治虫の鳥人大系をおもいだしちゃった。
2012.04.22 00:20 | URL | #q6AO.T9M [edit]
onion says..."Re: 想像。(笑)"
>マクノスケさん
ね~面白かったですよね!
オーソドックスではあったけど……本国バロウズとちょっとでも違うと文句いうファンがたくさんいたということでしょうか。
最近の正真正銘の三流作「アバター・オブ・マーズ」のせいかもw(コレはTVで、しかもかなりのしょぼさらしいです)

> もしかして設定が似ている某2代SF映画の監督○ーカス&○ャメロンが

わはは……場面場面がどこか「以前の映画の焼き直し」に見えるのはその通りで、だけど以前の映画自体がバロウズ世界のリメイク(オマージュ?)だったりしてね。
新しい映画なのに、過去のものになっちゃってるかもしれませんね~~。

> 怪獣は…キリスト教国においては人間とは違う強大な力を持った生物は

ああ……だとしたら、「タイタンの逆襲」ヤバくないっすか?w
アレは「神の使い」だから良いのかな~~?
2012.04.22 08:55 | URL | #- [edit]
onion says..."Re: 野田大元帥"
>Helvaさん
閣下は少年のような心を持ち続けられた方だと想像してます。
なんで、スペースシャトルのタイルにときめいたように、この映画にもときめくのではないかと……文句言いつつもw

> アメリカ人ってかなり大まか(いい加減ともいう)なのでそんなに細かいところにこだわるのが不思議。

そうなんですよね~。あとは政治的というか、「アトム」の時でも、明らかな小学低学年が戦うことが許されないので、アトムの年齢を少し上げるとか、妙な「配慮」をしちゃって、お話をつまらなくする民族です。
ヘンなの。

> デジャー・ソリス・・・でも話が展開していく中で戦うシーンもあったような。

昨日ネットでアメリカ版のイラストが乗ってるサイトでみてみたら、やっぱり「武闘派」デジャーが多かったですね。
この場合日本人だけが感じる違和感かも。

> ちなみに火星人は卵胎生。卵産むんでしたよね。ここもあの絵からは違和感ばりばり。

そ、そうなんですか???
いやあ……卵。
生む時、楽かしらねえ。。。(オイオイ)
見た目人間でも、遺伝子的にどうなのよみたいな……。
2012.04.22 09:14 | URL | #- [edit]
ひろこ says..."卵胎生!!"
とゆー事はデジャー・ソリスも…? ONION様、映画ではおへそ有りましたか?
2012.04.23 15:47 | URL | #- [edit]
onion says..."Re: 卵胎生!!"
>ひろこさん

> とゆー事はデジャー・ソリスも…? ONION様、映画ではおへそ有りましたか?

ど、どうだったかな……実はあんまり衣装を覚えてないというか、へその部分空いてた? う~~ん。
昨日山ほどデジャーのイラスト見たんで、既に映画の映像が浮かばない~~~!
そーいや、最初から卵で生まれる場面があった緑色人もおへそあったかなあ? う~~ん、覚えてない……情けないです。。。
2012.04.24 05:25 | URL | #- [edit]

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まとめteみた.【映画「ジョン・カーター」】
「ジョン・カーター」allcinemaオールド(年くってる)だからって、オールド・ファンとは限らないわけで告観たときに「ジョン・カーター」に反応したのではなく、「エドガー」「バロウズ様」というセリフで、おお、エドしただけです。バロウズはSFファンにとっては有名な?...
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