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oniondiary | 日記。時々映画やドラマや小説のレビュー。最近はなんとなく毎日書いてますが無駄話多し。

本の裁断、思い出スクラップ。



ある日のこと、ここのところ溜まっていた本を裁断してスキャン、iPadに取込む作業をしてました。

思わず写真を撮ったのは、Amazonのユーズドで買ったこの二冊がとても丁寧な表装のハードカバーだったから。
この後ヘコむとも知らず……。

文庫本だと平気だけど、やっぱハードカバーは抵抗ありますねえ。
それでも解体、裁断してスキャンしていて思わず手がとまったのが……「死ぬときはひとりぼっち」の最後のページに印判を発見した時。

○○所蔵

って、所有印。

あいた~。
これはアレかな、遺品整理とかに当たっちゃったかな。
所有印を押した挙句、本人が古本に出すとも思えないし、借りた本を売っぱらっちゃう悪友だっていないわけじゃないだろうけど、ちょっとねえ。
本の題が

「死ぬときはひとりぼっち」

てのも、出来すぎてる。

そらま、わたしが死んでも、多分わたしの本は欲しい人(家族や友人)がいなければ捨てられるか、古本屋でしょう。
本って、そういうもんです。
本人にとっては印鑑押すほど大事なものでも、他人にはただの場所塞ぎになるか、それともちょっとしたお金になるか、そのくらい。
この二冊、ほぼ百円で送料の方が高かった、だから買ったんで、仕入れ値はもっと十把一絡げだったと想像に難くないわけで、そう思うと気の毒な気もします。

でもねえ、やっぱモノはお墓に持っていけないんですよ。
「お墓に入る」という表現も嫌だなあ。千の風になりたいとまでは言わないけれど、「別の次元へ行く」くらいのイメージは欲しいところ。

その次元に、モノは持っていけません。
だから、一番の同伴者は「思い出」。
本は「思い出を思い出す」縁(よすが)だったもの。
だから、本に「思い」がつくことはない。
本は媒体。

そう思うと、わたしがこうして延々スキャンして保存しているデータも同じことかもしれません。
わたしが死んだら、無用のデータ群かも。
かも以前、決定かな。

しゃーない、こうやってスキャンしてるのも、最近は「思い出をスクラップする」に近くなってます。
とりあえずスキャンしとけば、もう手放した本を延々探さなくてもすむし、読んだけど捨てられない本が棚から消える。
読みもしないのに捨てられない「積読」本も捨てられる。
結局データを捨てられない分、わたしもこの所有印の人と同じ。

わたしが死んだあと古本屋に売れないだけ、家族には迷惑かもw
(著作権侵害になるでしょうから)



とりあえず、本は所有印も含めてスキャンしました。
データは、残りましたよ。




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Category : iPhone/iPad
Posted by onion on  | 8 comments  0 trackback

8 Comments

ひろこ says..."蔵書印"
旦那が篆刻の道具を借りて作ったので蔵書印があります。最初は押印していましたが、あまりの量に押すのを止めまして(飽きたとも云う)、その後引越しやなんやかやで本を整理した時に蔵書印がある本も手放しました。あ~あの本は誰かが持っているのかなぁ…と思い出すこともあります。

本人には有用でも家族には…私の場合は手芸用品(ミシン・道具・材料・手芸本)だろうなぁ…。特殊用語で『罪庫』と称するようです。
2012.07.09 07:08 | URL | #- [edit]
onion says..."Re: 蔵書印"
>ひろこさん
へえ~蔵書印押したの、古本に出しました?
良かった、そういうこともあるんだ~。ちょっと想像過多だったかな。
本の題名から連想が暴走しちゃいましたw

> 本人には有用でも家族には…特殊用語で『罪庫』と称するようです。

ひ、ひぃぃぃ~~「罪」ですか~~。
というより、本人の「罪悪感」がそう呼ばせるんでしょうかねえ。

2012.07.10 05:20 | URL | #- [edit]
ひろこ says..."レイ・ブラッドベリ"
題名が凄いので無理もないと思います。私がamazonマーケットプレイスで購入した「塵よりよみがえり」も装丁がとても美しい本ですが、どうも新古書か? と云う新品感。古書と思っていたのでなんか残念な気がしたのは何故? 図書館には追悼コーナーが出来ていて「死ぬときはひとりぼっち」もあったので今度借りてみます。
2012.07.10 07:27 | URL | #- [edit]
Helva says..."データ化もいいかも"
自分はアナログ派で本をばらして(うう、語弊があるかも)自炊なんて出来そうもないと思ってました。でもこちらを読んでいるうちに、もしかしたら蔵書というかまさに罪庫になっている本の山を納得しながら始末できるかもしれないとちょっと思い始めました。

学生時代に読んだ文庫とか、もうBOに持って行ってももちろん査定不能で即処分みたいな本がたくさんあります。自分でももう読むことはないだろうし、子供が読むことも期待できない。
じゃ、捨てたらいいもんですが、それはできない。。。
でもそろそろ身軽になることも考えないと家のスペースがやばい。

このところ読書用の携帯タブレットが雨後の竹の子状態で出てきたことだし、思い切って古い本のデータ化もいいかと。
でもやりだしたらなんだか意地になってやってしまいそうでそれもこわかったり。

手に取るとそれを読んだ時のあたりの様子とか(暑かったな、とか、下宿で読んだんだとか)気分とか(あんなに一生懸命読んだんだとか…)そういうフィジカルな記憶と密接に結びついている本はそのまま残しておきたいけれど、それ以外はデータ化して、一応とっておけるのもいいかもと本気で考えだしています。
2012.07.10 23:30 | URL | #q6AO.T9M [edit]
onion says..."Re: レイ・ブラッドベリ"
>ひろこさん
古書がキレイならまだ良い方ですよ~。
わたしなんか、どう見ても図書館の本(背表紙にシール)とか、どう見てもレンタル落ちのDVDとかに当たったこともあるし。

「死ぬときはひとりぼっち」は、どうやらハードボイルド小説のようです。
ようですってことは、まだ読んでないってことでw
「硝子のハンマー」で苦戦してます。
……なーんか、面白くなくって。ドラマ終わってモチベーションも下がってるけど、別物として楽しもうと思って原作本買ったんだけどなあ。

2012.07.11 05:49 | URL | #- [edit]
onion says..."Re: データ化もいいかも"
>Helvaさん
「早く読まないとバラすよ?」
というかなり語弊のある言い回しが、我が家で飛び交ってますw
まあ、使ってるのはわたしだけなんですけど。
子どももジェリーも、本を裁断なんてとんでもない! という保守派で……既に各部屋はあふれんばかりの……コミックスの山です。。。

かなりデジタル・リーダーも数が揃ってきましたが、「蔵書を自炊する」となると、iPadの他にどれが良いかわかりません。
日本のリーダーはどれも「電子書籍を買う」という既存の出版社の既得権益を保守することを大前提なのが見え見えなんで……そして裁断&スキャンはやっぱ手間かかるし。
本当はOCR機能が充実して、すべてをテキスト・データとして取込めたら良いんですけど、今は「画像」としてPDF書類で取込んでいるので文字の大きさ変えられないとか……課題は多いです。
著作権保護の法律も厳しくなって、個人が自分の思い出のデータをとっておくのも大変になってきた気がしています。

でも、本当に大事な本は、バラす気にはなれませんよ。
そうそう、「ジェダイ・アプレンティス」シリーズだけは、最初のスター・ウォーズの本と一緒に、本棚にしまってありますよ!

2012.07.11 06:08 | URL | #- [edit]
Helva says..."やる前から挫折か。。"
自炊も手間がかかるんですね、当然ですね。
以前にPC買ったら本を持たないで済むと思っていたと年配の方から聞いたことがあります。
購入を相談した販売員に、持ってる本をすべてキー入力で打ち込むかスキャンしなければいけませんよと言われてがっくりきたとか。
OCRも使ったけれど読み取り不可が多すぎて手直しするのに大変でした。
自分でやるのは覚悟が要りそうですね。

懐かしいJAネタ。。。うちにもあります。けどぺいぺいのペーハーバックだから紙が黄ばんできてます。
なんだか時間の経過を感じてしまった。。。
やるやるといっていたノルマは果たしてないし、でもこのままじゃなんだか浮かばれないしw
当分はリアルブックのまま本棚に収まっていてもらうしかなさそうです。
2012.07.12 01:38 | URL | #q6AO.T9M [edit]
onion says..."Re: やる前から挫折か。。"
>Helvaさん
あっ。。。「アプレンティス」ではなく、「クエスト」でした。。。スミマセン。。。これは日本のなんで、紙質はイマイチだけどもうちょっと持つかと。

そういえば「アプレンティス」はそういうところ、テキストデータでいただいてるので、バッチリiPadに入れられますよね!
しかしどこにデータのCDなおしたか……なにせ自分書いたの小説のデータがどこかわからない状態なんで、困ってます。。。
つか、本を減らしてそのデータまで失くしそうで、自分が怖い……。


2012.07.12 05:04 | URL | #- [edit]

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